おいしい玉露のいれ方

玉露は茶園に稲わらなどで覆いをして直射日光を避け、柔らかな日差しの中で大切に育てられます。
手間のかかる栽培方法で作られたぶん、お茶の成分をたっぷりと含んでいます。玉露はたっぷりの茶葉と少なめのお湯でゆったりといれるのがコツ。
余韻の残るまろやかな甘味と濃厚な旨みが堪能できます。

こんな茶器を使うと一層おいしくいただけます
玉露おすすめ茶器

玉露を淹れるときはごく小ぶりな急須と茶碗を使い、少量ずつゆっくりと味わいます。
茶器がなければお家にある急須と湯呑みで代用できます。

湯を適温まで冷ます お湯の温度は約60℃
湯を適温まで冷ます

▲お湯を急須へ

急須のお湯を茶碗へ

▲急須のお湯を茶碗へ。
ここでは3人分に設定、
茶碗3つそれぞれに入れる

お湯は必ず一度沸騰させ、しばらく弱火にしてカルキを抜きポットに移します。
まず、急須にお湯を入れて冷まします。次に急須のお湯を小さめの茶碗に7分目ほど入れます。
ここで急須に残ったお湯は捨てて下さい。

茶葉の量は、大さじ2杯(約10g)
茶葉の量は大さじ2杯

▲このくらいの量を2杯

大さじ2杯の茶葉を急須に入れます。約3人分の目安ですが、ひとりで飲むときもほぼ同量をお使い下さい。
ちょっと多いかな、と感じられても茶葉はたっぷりと。

それぞれの茶碗のお湯を茶葉を入れた急須にうつす
お湯を急須に移す

それぞれの茶碗のお湯を茶葉を入れた急須にうつします。

急須にお湯を注いで、待つこと2分
待つこと2分

そのまま約2分待ちます。待つのもおいしさのうち、このあいだに旨みと甘みが浸出されます。

最後の一滴まで注ぎきりましょう
最後の一滴まで注ぎきりましょう

複数の茶碗には均等に注ぎわけます。最後の一滴まで注ぎきりましょう。最後の一滴には旨みが凝縮されています。玉露は2煎目、3煎目も十分美味しくいただけます。
※2煎目からは茶葉が一度開いているため、出が早いのでお湯を急須に移したら30秒程度で湯呑みに注いで下さい。